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国立アイヌ民族博物館 第10回特別展示「開館5周年記念 ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」関連シンポジウム「海外アイヌ・コレクション調査のこれまでとこれから」を開催

アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館(館長:野本正博、所在地:北海道白老町)は、第10回特別展示 「開館5周年記念 ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」(前期: 2025年7月5日~8月31日、後期:9月13日~11月16日)の関連シンポジウム「海外アイヌ・コレクション調査のこれまでとこれから」を開催いたします。

概要

海外のアイヌ・コレクションは、アイヌ文化の学術的な国際交流の発展において、重要な役割を果たしてきました。1980年代後半からその存在が日本で徐々に明らかになり、1990年代から2000年代にかけては、ドイツ、北米、ロシアの博物館等で集中的な実地調査が行われました。これらの海外調査の成果は、国内のアイヌ文化研究に大きな影響を与え、これまで知られていなかったアイヌ文化の側面が海外で再発見されることとなりました。そのことは、アイヌ民族の文化復興と新たな創造に大きく貢献し得る可能性を示しています。 
本シンポジウムは、これまでの海外におけるアイヌ・コレクション調査を振り返るとともに、これからのコレクション研究の課題と展望について考えます。

日時

2025年10月13日(月・祝) 13:00~17:10

場所

かでる2・7 520研修室(札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル5階)

定員

80名

参加料

無料

参加方法

当日受付(先着順)

世界の博物館の外観
アイヌ・コレクションを所蔵する海外の博物館

スケジュール

時間スケジュール
12:30開場
13:00-13:10 開会のあいさつ
公益財団法人アイヌ民族文化財団理事長 常本 照樹
国立アイヌ民族博物館館長 野本 正博
13:10-13:50基調講演
「欧米のアイヌ観―研究の役割とコレクションの形成―」
ボン大学名誉教授 ヨーゼフ・クライナー
13:50-14:30基調講演
「海外アイヌ・コレクション調査の意義」
北海道博物館アイヌ民族文化研究センター長 佐々木 利和
14:30-15:00個別事例
「ドイツのアイヌ・コレクション調査の現状」
元ボン大学准教授 ハンス=ディーター・オイルシュレーガー
15:00-15:10休憩
15:10-15:40個別事例
「ロシア・アイヌ資料調査の幸運とシベリア先住民文化」
千葉大学名誉教授 荻原 眞子
15:40-16:10個別事例
「すべては1990年の「事件」からはじまった北米の博物館にあるアイヌ・コレクションと 収集者ヒチコック、ディーン、スターそしてキュリン」
元北海道開拓記念館副館長 出利葉 浩司
16:10-16:30個別事例
「アイヌ近現代史資料としての物質文化・文書資料」
文化庁調査官 田村 将人
16:30-17:00討論
「海外アイヌ・コレクション調査のこれから」
17:00-17:10閉会のあいさつ
国立アイヌ民族博物館副館長 内田 祐一

(チラシ)国立アイヌ民族博物館 第10回特別展示「開館5周年記念 ウィーン万国博覧会とアイヌ・コレクション」関連シンポジウム「海外アイヌ・コレクション調査のこれまでとこれから」(PDFファイル1.2MB)

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