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特別展示室/2F

開催前

第7回エントランスロビー展示「カタルーニャの彫刻家エウダル・セラとアイヌの出会い/Encounter Between the Catalan Sculptor Eudald Serra and the Ainu」

※画像はイメージです

会期:2026年1月20日(火)~2026年3月29日(日)
会場:国立アイヌ民族博物館 エントランスロビー

第7回エントランスロビー展示 「カタルーニャの彫刻家エウダル・セラとアイヌの出会い」

軒先で作業をする男性(エウダル・セラ)
宮本イカシマトクの頭像をつくっているエウダル・セラ(セラ相続人蔵)

本展示は、1947年のエウダル・セラの北海道への訪問、特に白老とその周辺、旭川・近文でのアイヌ民族との出会いや、芸術・収集活動について紹介します。


エウダル・セラ・グエイ(1911-2002)は、1930年から1935年にかけてバルセロナで修業したアヴァンギャルド(前衛芸術)な彫刻家で、1935年に来日し、1948年まで滞在しました。1937年以降、日本の民藝運動の活動などを通じて、日本の民芸品やアイヌ文化に強い関心をもつようになりました。1947年には、北海道への待望の旅を実現する機会を得ました。北海道滞在の際にセラ自身がつくった彫刻、絵、写真、および収集した物は現在カタルーニャを中心に保管されています。

山と家屋のある子供の描いた白黒の風景画
セラが入手した白老の子どもが描いた絵(セラ相続人蔵)

白老周辺にて、セラは北海道アイヌ協会第2代理事長となる森久吉、言語学者の知里真志保と、観光業を営み、来訪者の世話をしていた宮本イカシマトクとその家族に出会いました。
白老滞在中、セラは木下写真館で創作活動を行い、宮本イカシマトクと息子の嫁の2つの頭像をつくるなどしました。白老の子どもたちが描いた絵も入手しました。

芝生の上で着物を着て輪になって踊る人物とそれを見る観衆。
セラ撮影のイオマンテ(セラ相続人蔵)

旭川・近文にて、セラは「アイヌ記念館(現川村カ子トアイヌ記念館)」の館長を務めていた川村カ子トの自宅に招かれました。
滞在中、セラは川村カ子トの息子の頭像を制作し、主だったアイヌたちと出会いました。最終日、イオマンテ(熊の霊送り儀礼)に参加しました。

関連イベント

【事前申込制】第7回エントランスロビー展示「カタルーニャの彫刻家エウダル・セラとアイヌの出会い」関連講演会

日時:2月21日(土)10:00~12:00

10:00~10:40「カタルーニャにおけるアイヌ関連資料」カサド・パルド・ケラール(国立アイヌ民族博物館)
言語:日本語
10:40~11:00コーヒーブレイク
11:00~12:00「エウダル・セラとアイヌ民族」リカル・ブル(バルセロナ自治大学)
言語:英語(日本語の逐次通訳あり)

詳細情報

展覧会名称

第7回エントランスロビー展示 「カタルーニャの彫刻家エウダル・セラとアイヌの出会い」

会期

2026年1月20日(火)~3月29日(日)

会場

国立アイヌ民族博物館(ウポポイ内) 1階 エントランスロビー

開館時間

9:00〜17:00

休館日

月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)
※2月28日~3月9日は休館

入館料

博物館の入館料は、ウポポイ入場料に含まれます。
詳細はウポポイのウェブサイトへ

主催

カタルーニャ州政府日本事務所、国立アイヌ民族博物館

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