展示

館内施設2F

シサㇰ イコㇿ トゥンプ
特別展示室/2F

開催終了

第1回テーマ展示「収蔵資料展 イコㇿ ―― 資料にみる素材と技 ――」

展示概要

国立アイヌ民族博物館は、アイヌ文化の復興と新たな創造のための拠点として、展示・教育普及事業・調査研究・ネットワーク構築、そしてアイヌ文化関連資料の収集を行っています。旧アイヌ民族博物館から受け継いだものを合わせ、1万点を超える資料を収蔵しています。第1回テーマ展示「収蔵資料展 イコロ――資料にみる素材と技――」では、開館に向けて収集した新着資料を中心に紹介します。資料に用いられた「素材と技」に注目した本展で、新たに導入した科学分析装置による調査成果と、アイヌ民族の技の一端に触れてください。

*イコㇿとはアイヌ語で「宝物」を意味します。当博物館では収蔵資料をイコㇿと呼んでいます。

基本情報

第1回テーマ展示「収蔵資料展 イコㇿ ―― 資料にみる素材と技 ――」

会期
2020年12月1日(火)~2021年5月23日(日)
第1期:2020年12月1日(火)~2020年1月24日(日)
第2期:2021年2月2日(火)~3月21日(日)
第3期:2021年3月30日(火)~5月23日(日)

会場
国立アイヌ民族博物館 特別展示室

主催
国立アイヌ民族博物館

協力
エクスロン・インターナショナル株式会社

休館日
月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)、年末年始(2020年12月28日~2021年1月4日)
※以下の期間は展示替えのため、特別展示はご覧いただけません。
2021年1月26日(火)~2月1日(月)
2021年3月23日(火)~3月29日(月)

展示構成

収蔵資料展イコㇿのみどころ

今回の展示では、国立アイヌ民族博物館の開館に向けて収集した新着資料を中心に、6つのテーマに分けて紹介します。詳細な資料観察や新たに導入した科学分析装置の目で資料を見つめ、アイヌ民族が織り成す多様な素材や技の一端に触れて頂く展示企画です。

センカキ・アットゥㇱ ― 布(木綿・樹皮) ―

アイヌ民族の衣服の製作技術は、時代により変化するものと、伝承や資料を見て技術を学ぶことにより変わらずに残るものがあります。衣服の製作方法について、ご紹介するとともにCT画像による模様の製作技術などの展示をします。

衣服(木綿)

衣服(樹皮)

シキナ ― ガマ ―

アイヌ民族は身近にある植物を材料にして、さまざまな生活用具を作ってきました。アイヌ語でシキナなどと呼ばれるガマなどを材料としたござもその一つです。ここではCT画像による製作技法の分析や、染色を再現する試みとともに紹介します。

花ござ

X線CT装置によるござの断層画像

ニ ― 木材 ―

アイヌ民族は生活のなかで、用途に合った木材を用いて生活に必要な道具を作ってきました。多くの場合そうした道具には、模様の彫刻や装飾が施されています。最新の分析機器を用いてイタ(盆)やマキリ(小刀)に用いられた技術を分析し、その結果を紹介します。

イタ(盆)

マキリ(小刀)

ウッシ ― 漆 ―

漆器は、アイヌ民族にとって儀礼で用いる重要な道具です。日常でも食器として用いられるほか、宝物として屋内の上座に飾られてきました。種類や形状もさまざまな漆器の全体像と、CT画像による構造分析を紹介します。

タカイサラ(天目台)とトゥキ(杯)

X線CT装置による断層画像

カニ ― 金属 ―

アイヌ民族は交易によってさまざまな金属製品を入手し、身体や宝壇などを飾る装飾品として利用してきました。使用された金属は銅や銀、真鍮、洋銀などが知られています。金属製品には、製作の背景や入手に至る交易の様子を知る手掛かりが含まれていると推測されます。

ニンカリ(耳飾)

イコㇿ(宝刀)

カンピ ― 紙 ―

文書や絵画のなかには、和人などが外側から記録したものと、アイヌ民族が言語や文化を記録し、内側から伝え残そうとしたものがあります。これらは写真や映像、録音機材が手に入らなかった時代の情報も伝えてくれる貴重な資料です。

『アイヌ語入門』(原稿)

アイヌ語の基礎語彙調査表(原稿)

チラシ両面(PDF, 2,379KB)

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