教育普及・イベント

ホリデーイベント アイヌ博×みんぱく共催記念 オープニングイベント 『世界のビーズ アイヌのビーズ』(2021年10月3日開催)

特別展「ビーズ アイヌモシㇼから世界へ」の開催を記念し、本展の見どころを紹介します。前半は、アイヌのビーズを取り上げ、作り手の思いや展示に関わった人たちの自らの経験についてお話しします。後半は、世界のビーズを取り上げ、シベリアや北太平洋地域の先住民のビーズの特徴について紹介します。
国立アイヌ民族博物館第3回特別展示/国立民族学博物館巡回展「ビーズ アイヌモシㇼから世界へ」関連イベントです。

日時2021年10月3日(日)14:00~17:30
登壇呉人 惠 氏(富山大学/北海道立北方民族博物館館長)
池谷 和信 氏(国立民族学博物館)
齋藤 玲子 氏(国立民族学博物館)
下倉 洋之 氏(彫金作家)
北嶋 由紀(国立アイヌ民族博物館)
八幡 巴絵 (国立アイヌ民族博物館)
宮地 鼓 (国立アイヌ民族博物館)
会場国立アイヌ民族博物館 1階 交流室
参加費無料
定員50名/先着順
イベント形式
*小学生以下は保護者同伴
写真撮影不可
動画撮影・録音不可 (オンライン開催なし)
申込方法・登録フォームよりお申込みください。(当登録フォームはGoogleのサービスを利用しています。)
・受付期間:~2021年10月2日(土)まで。先着順です。定員になり次第、締め切ります。
お問合せ0144-82-3914(9:00~17:00)
備考 *ウポポイ及び博物館の入場には、別途それぞれの予約が必要です。詳しくはこちら(ウポポイウェブサイト)をご覧ください。
*特別展示をご覧いただく場合は、事前入場予約と観覧料が別途必要です。(このイベントの申込のみでは、特別展の入場はできません。)

*当イベントは、日本博物館協会の「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づいて実施します。

 


本展覧会の趣旨-アイヌモシㇼから世界へ―

ビーズといえば何を思い浮かべるだろう。街にはネックレスやブレスレット、そしてビーズの部材となる玉を売るショップがある。真珠のネックレス、ビーズバッグ、数珠、ロザリオなどを思い浮かべる人もいるだろう。本展覧会は、アイヌモシㇼのビーズのみならず人類が生み出した世界のビーズを紹介することがねらいである。私たちは、どのようにしてビーズをつくり身に着けてきたのだろうか。ビーズは、およそ12万年前に誕生して以来、単に人や物を飾るだけが目的ではなく、さまざまな役割を持ってつくられ、世界中の文化に広まってきた(池谷編2017『ビーズ-つなぐ かざる みせる-』民博刊行)。本会合では、世界中のビーズを対象にすることから、創作者や利用者や研究者などの多様な視点をとおしてアイヌ文化におけるビーズの特性や世界の文化の共通性を探ってみよう。(池谷 和信/国立民族学博物館)

プログラム内容 1.開会挨拶
14:00-14:10(10分) 開会挨拶 常本 照樹(アイヌ民族文化財団理事長)
14:10-14:20(10分) 本展覧会の趣旨 池谷 和信(国立民族学博物館教授)

2.報告・コメント
(1)アイヌのビーズ
14:20-14:50(30分) 下倉 洋之(彫金作家)、北嶋 由紀(国立アイヌ民族博物館学芸主査)〔報告〕「現代のタマサイと創作について」
14:50-15:10(20分) 八幡 巴絵(国立アイヌ民族博物館学芸主査)〔報告〕「アイヌのビーズ」
15:10-15:20(10分) 池谷 和信(国立民族学博物館教授)〔コメント〕

15:20-15:30(10分) 休憩

(2)世界のビーズ
15:30-15:50(20分) 呉人 惠 (富山大学教授、北海道立北方民族博物館館長)[報告]「シベリアの先住民コリャークのビーズ細工―トナカイ毛皮からガラスまで―」
15:50-16:10(20分) 齋藤 玲子(国立民族学博物館准教授)[報告]「北方地域先住民のビーズ素材と変化」
16:10-16:20(10分) 宮地 鼓(国立アイヌ民族博物館研究主査)[コメント]

16:20-16:30(10分) 休憩

3.全体討論
16:30-17:20(50分)[討論]「世界のビーズ、アイヌのビーズ」

4.閉会挨拶
17:20-17:30(10分) 閉会挨拶 佐々木 史郎(国立アイヌ民族博物館館長)

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