展示
館内施設2F

シサㇰ イコㇿ トゥンプ
特別展示室/2F
令和7年度プンカㇻ協働展示「Punkar network×TOKYO 2025 アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」
- 公開日:

- 「プンカㇻ」とは、ブドウ、サルナシなどの植物の蔓のことを意味し、ネットワーク事業の「繋がり」や「広がり」から連想した名称です。
令和7年度プンカㇻ協働展示
「Punkar network×TOKYO2025 アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」
概要
プンカㇻ協働展示は、アイヌ文化でつながる博物館等ネットワーク事業(愛称プンカㇻ)の事業として、国立アイヌ民族博物館(北海道・白老町)と北海道を中心とした国内74の会員機関が連携・協力してアイヌ文化を紹介する展覧会です。今回は國學院大學博物館(東京・渋谷区)を会場に、広く一般に向けてアイヌの歴史・文化等に関する正しい認識と理解を促進するための展示及びプンカㇻ会員機関と協働したワークショップやトークイベントを実施します。
日本の近代化の過程における同化政策等によりアイヌ文化の伝承が困難となった事実や、それでも独自のアイデンティティを失うことなく、伝統文化の復興に取り組んでいる現況などについて理解を深め、多文化共生について考えていく機会となれば幸いです。
主な展示資料
本展では、江戸時代以降の地誌や民族資料からアイヌ文化の多様性を概観した上で、「北海道(北加伊道)」の名付け親として知られる松浦武四郎による幕末の「蝦夷地」踏査記録や、和人の横暴を描いたルポルタージュ的作品なども紹介します。
- アイヌ語関係資料
- 金田一記念文庫(國學院大學図書館蔵)
- 松浦武四郎関係資料
- 『石狩日誌』『久摺日誌』『後方羊蹄日誌』『知床日誌』『北蝦夷余誌』『東西蝦夷山川取調絵図』など(國學院大學図書館蔵)
- 『近世蝦夷人物誌』(石水博物館蔵)
- アイヌ民族資料(国立アイヌ民族博物館蔵)
- 近現代アイヌ史関係資料(国立アイヌ民族博物館蔵)
- 現代作家作品(公益財団法人アイヌ民族文化財団蔵)






関連イベント
会期中に下記の関連イベントを開催します。
ミュージアムトーク(予約不要)
会場:國學院大學博物館
Ⅰ「松浦武四郎と北海道」
日時:8月2日(土)15:00~16:00
講師:内川隆志(國學院大學博物館副館長)
Ⅱ「描かれたアイヌの人々」
日時:9月20日(土)15:00~16:00
講師:佐々木利和(北海道博物館アイヌ民族文化研究センター長)
ワークショップbyウポポイ(予約制)
会場:國學院大學博物館
Ⅰ「ムックリ演奏体験」
日時:7月20日(日)14:00~15:00
定員:30名(事前予約制/先着順)
※ムックリ代1,100円が必要です。
Ⅱ「アイヌ文様を描いてみよう」
日時:8月30日(土)14:00~15:00
定員:20名(事前予約制/先着順)
Ⅲ「アイヌ文様の刺繍体験」(2部制)
第1部
日時:8月31日(日)14:00~15:00
第2部
日時:8月31日(日)15:30~16:30
定員:各回5名(事前予約制/先着順)
講演会(予約制)
「アイヌ文化を知る講座」
- 日時:9月6日(土)13:00~16:30
- 定員:200名(事前予約制/先着順)
- 会場:國學院大學常盤松ホール
- 講演テーマ
- 「北方諸民族とアイヌ文化」
- 話者:佐々木史郎(国立アイヌ民族博物館館長)
- 「アイヌ語のさまざまな方言と地名」
- 話者:小林美紀(国立アイヌ民族博物館)
- 「アイヌの装い」
- 話者: 宮地鼓(国立アイヌ民族博物館)
- 「北方諸民族とアイヌ文化」
公演(予約制)
「アイヌ伝統芸能ー歌と楽器ー」阿寒アイヌ民族文化保存会
- 日時:9月6日(土)17:30~18:30
- 定員:200名(事前予約制/先着順)
- 会場:國學院大學常盤松ホール
基本情報
展覧会名称
令和7年度プンカㇻ協働展示「Punkar network×TOKYO2025 アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」
会場
会期/開館時間/休館日
会期:2025年6月28日(土)~9月23日(火・祝)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)および 8/12~21の期間
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
主催
國學院大學博物館・国立アイヌ民族博物館
協力
公益財団法人石水博物館・ 國學院大學北海道短期大学部
後援
公益社団法人北海道アイヌ協会