展示
館内施設2F
シサㇰ イコㇿ トゥンプ
特別展示室/2F
第8回特別展示「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」
- 公開日:
≪親子熊≫2004年 クス 個人蔵
展示概要
今、北海道を代表する木彫家、藤戸竹喜(ふじとたけき、1934-2018)の驚異的な仕事に熱い眼差しが注がれています。
藤戸竹喜は、北海道の美幌町に生まれ、少年期を木彫り熊の職人で賑わう旭川市近文で過ごしました。熊彫りの名工として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊彫りを始め、15歳には、一人前の職人として木彫り熊を店頭で彫り始めました。以来一貫して木彫制作に取り組み、1964年、30歳で北海道釧路市阿寒湖畔に民芸品店「熊の家」とアトリエを構えて独立。アイヌ民族の伝統的な彫りの技を受け継ぎながら、熊、狼、狐やシャチ、ラッコ、エビ・カニなど北に生きる動物たちや、先人たちの威厳あふれる肖像彫刻へと作域を広げ、独自の芸術世界を創造しました。
生命あるものへの深い愛情に根ざした生気あふれる表現は、国内外から高く評価され、2015年に北海道文化賞受賞、2016年には文化庁から地域文化功労者として表彰されています。
本展では、藤戸竹喜の仕事の全容を、初期から晩年に至る代表作91点によって紹介するとともに、藤戸竹喜が受け継ぎ、収集したアイヌコレクションをあわせて紹介します。
基本情報
国立アイヌ民族博物館 第8回特別展示「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」
会期
2024年6月29日(土)~2024年8月25日(日)
休館日
月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)
7月8日(月)、7月9日(火)、7月15日(月・祝)、8月12日(月・祝)、8月13日(火)は開館
会場
国立アイヌ民族博物館(ウポポイ内) 2階 特別展示室
主催
国立アイヌ民族博物館、北海道新聞社
後援
公益社団法人北海道アイヌ協会
出品協力
鶴雅リゾート株式会社、一般財団法人前田一歩園財団、正徳寺
巡回予定
本展は、巡回を予定しています。詳細は本展特設サイトをご確認ください。
※事業は諸般の事情により変更することがございます。あらかじめご了承ください。
入場について
特別展示観覧料[税込] | + | 民族共生象徴空間(ウポポイ)入場料[税込] | |
---|---|---|---|
大人 | 300円(240円) | + | 1,200円(960円)/年間パスポート 2,000円 |
高校生 | 200円(160円) | + | 600円(480円)/年間パスポート 1,000円 |
中学生以下 | 無料 | + | 無料 |
国立アイヌ民族博物館の基本展示室の観覧料は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の入場料金に含まれます。
- ( )は20名以上の団体料金。
- 障がい者とその介護者各1名は無料です。入園の際に証明書等をご提示ください。
関連イベント
会期中に下記の関連イベントを開催します。
イベント及び詳細ページは順次掲載いたします。
スペシャルイベント
アイヌ民族の伝統的な彫りの技を活かした、藤戸竹喜独自の芸術世界の奥深くへと展示監修者の五十嵐聡美氏、アーティストである藤戸康平氏がご案内します。その後、藤戸竹喜に関する映像を鑑賞します。
スペシャルイベント
[日時]2024年7月15日(月・祝) 14:00~15:30 (当日受付/受付13:45から)
ギャラリートーク
アイヌ民族の伝統的な彫りの技を活かした、 藤戸竹喜独自の芸術世界の奥深くへと展示監修者/担当者がご案内します。
ギャラリートーク[1]
[日時]2024年6月29日(土) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
ギャラリートーク[2]
[日時]2024年7月14日(日) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
ギャラリートーク[3][4]
[日時]2024年8月10日(土)、11日(日) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
ギャラリートーク[5]
[日時] 2024年8月25日(日) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
映像上映会
藤戸竹喜に関する貴重な映像作品の上映会です。
上映作品「全ては熊から教わった 木彫家 藤戸竹喜の世界」(映像提供:STV札幌テレビ放送)
映像上映会[1]
[日時]2024年6月30日(日) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
映像上映会[2]
[日時]2024年8月3日(土) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
映像上映会[3]
[日時]2024年8月17日(土) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
映像上映会[4]
[日時]2024年8月24日(土) 14:00~14:30 (当日受付/受付13:45から)
主な作品
全画像 撮影:露口啓二